
何が起きているのか
アブダビ首長国(UAE)はOPECの生産枠制限から脱却し、日量480万バレルの増産を計画している。 2026年4月時点の原油価格は Brentが111ドル、WTIが100ドル近くまで上昇しており、イラン戦争前の70ドル台から大幅に高騰している。
背景
UAEは現在OPECの割当枠で日量340万バレルを生産しているが、証明された埋蔵量100億バレルを背景に500万バレルへの増産を進める。 ホルムズ海峡の封鎖が直近の影響を遮蔽しているが、海峡が再開されればグローバル需要の1〜2%に当たる供給増が実現するとRystad EnergyのAditya Saraswat氏は指摘。
JapanTruthの視点
日本を含むアジアの輸入依存型経済体にとって、UAEの増産は長期的に価格安定に寄与する見込み。 現段階ではアジアの精製所が生産を急減しているなど痛みを伴うが、OPECの枠外での自由な供給が構造的なエネルギー安全保障の強化につながる公算が大きい。