米国・ラテンアメリカ諸国がパナマ運河問題で中国の報復を批判

何が起きているのか

パナマ運河の管理権に関する法的紛争後、中国がパナマを経済的に報復しているとして、ボリビア、コスタリカ、ガイアナ、パラグアイ、トリニダード・トバゴ、米国は2026年4月29日に共同声明を発表した。 声明では、2026年1月にパナマ最高裁判所が香港のCK Hutchison傘下企業との港湾管理契約を無効とした後、中国がパナマ旗船舶に「的確な経済的圧力」を行使していると指摘された。

米国商務省海洋委員会によると、2026年3月に中国が約70隻のパナマ旗船舶を押留したという。

背景

2026年1月、パナマ最高裁判所は、香港のCK Hutchisonがパナマ運河のバルボアおよびクリストバル港の管理権を長年維持していた契約を憲法違反として無効とした。 これに対し中国は契約無効を「馬鹿げた決定」と非難し、パナマ運河の管理権に関する米国大統領ドナルド・トランプの発言と関連付けてきた。

トランプは2025年1月の就任演説で中国が運河を「運用している」と主張し、管理権回復を約束していた。

JapanTruthの視点

パナマ旗船舶は米国コンテナ輸送の重要な一部を占めているため、中国の押留措置は米国貿易に重大な影響を与える公算が大きい。 パナマ運河の管理権争いは米国主導の西半球秩序を脅かすと見られ、中国の対米圧力が地政学的緊張を高める可能性がある。

日本はパナマ運河を介したアジア・米州間貿易に依存しているため、運河の安定管理が日本経済の物流コストに影響する可能性が避けられない。