
何が起きているのか
ハンガリー次期首相のペーター・マガル氏は4月15日、ブリュッセルで欧州委員会主席のウルスラ・フォン・デア・ライエン氏と非公式会談を行った。 マガル氏は、前政権下で凍結された約180億ユーロ(210億ドル)の欧州連合(EU)融資再開を目指しており、8月末までに残存する100億ユーロを確保する必要がある。
マガル氏は司法独立の回復やメディア・学術自由の拡大、欧州との関係再構築の4分野で改革を実施する方針を示している。
背景
ハンガリーは、ロシアと米国大統領ドナルド・トランプに近いヴィクトル・オルバン前政権下で、EUとの関係が緊張状態にあった。 オルバン政権は法治主義やEU一括決定の拒否、ウクライナへの900億ユーロ融資の阻止など、複数の対立を生じていた。
2026年4月12日に実施された選挙で、マガル氏率いる中道右派のティサ党が圧勝し、欧州連合はマガル政権の誕生を歓迎した。
JapanTruthの視点
ハンガリーのEU融資再開は、欧州の統一性強化とウクライナ支援の推進が予想される。 マガル政権がオルバン前政権の対ロシア・対米政策を転換し、ウクライナ支援に前向きな姿勢を示すことで、東欧地域の地政学的バランスに影響を与える公算が大きい。
日本としては、欧州のエネルギー供給安定化やNATOの体制強化が避けられない。