中国が硫酸輸出禁止を検討 海外買主に混乱

何が起きているのか

中国が5月から硫酸の輸出禁止を検討していることが報道され、肥料やバッテリー製造業界の海外買主が代替品探しに苦慮している。 中国は昨年アジア全体の硫酸輸出の45%を占め、世界輸出の23%に上った。

主な輸出先はチリ、インドネシア、サウジアラビア、モロッコ、インド、米国など。

背景

ホルムズ海峡の封鎖と中東軍事衝突の影響で硫酸価格が高騰していた。 2月28日の軍事行動開始以降、地域の25%を占める硫酸生産が停滞し、供給圧迫が生じた。

中国の輸出禁止報道はこれを追い討ちする形で、業界関係者の不安を高めている。

JapanTruthの視点

中国が硫酸だけでなく希土類など戦略物資の輸出制限を強化する動きが見られ、世界市場への影響は避けられない。 中国の硫酸輸出価値は2023年2億9000万ドル、2024年3億4900万ドルと増加傾向にあり、主要輸入国への経済的打撃が予想される。