2025年、グローバル熱帯雨林喪失が記録年から36%減少 世界の保護努力が功を奏す

何が起きているのか

2025年の熱帯一次雨林喪失面積は430万ヘクタール(1060万エーカー)で、前年比36%の減少を記録した。 世界資源研究所(WRI)とマリランド大学の研究チームが2026年4月29日に発表した。

エリザベス・ゴールドマン氏は「政府の断固たる対応が成果を生んだ」と評価したが、前年比の減少は異常な森林火災年後の自然な落ち着きが一部を占めると警鐘を鳴らした。

背景

研究では、2025年の森林喪失は10年前と比べて46%増加していることや、2030年までに森林喪失を停止・逆転させる目標達成に必要な水準の70%以上が上回っている点を指摘した。 ブラジルでは大統領ルラ政権の環境政策強化が効果を発揮し、火災を除く森林喪失が前年比41%減少した。

一方で、大豆や牛肉生産による農地拡大や環境規制の緩和圧力が継続している。

JapanTruthの視点

気候変動による森林火災の増加は、熱帯雨林の炭素吸収能力を脅かす構造的リスクを示している。 国際的な森林保護協力の強化が不可欠であるが、日本企業の農産物輸入ルートが間接的に森林破壊に結びつく可能性は避けられない。

気温上昇に伴う熱波や干ばつが今後、世界経済のインフラ損壊リスクを高める公算が大きい。